11)余った薬はどうすればよいのですか

余った薬はどうすればよいのですか

(1)配置薬の場合
 業者の方が定期的に新しい薬と交換するため、残った薬の心配をする必要はありません。
 
(2)市販の薬の場合
 薬の使用期限は、特別な注意を要する医薬品にだけ記載の義務づけがあって、有効期限が3年以上の薬には普通記載がありません。
 そこで、1年に1度位は薬箱の定期点検のつもりで、薬の整理をしましょう。期限を過ぎた薬や、いつ開けたかわからなくなってしまった薬は、使わなくて済んだことに感謝して思い切りよく処分してしまいましょう。(薬の購入は小さい包装の方が好ましい)
 
(3)病院の薬の場合
 個人の容態に合わせて処方された薬ですから、同じような症状だと思われても他人にあげたり、他人からもらったりしてはいけません。そして、治療が終わった後も、もしもという時のためになどと残った薬をとっておくということはなさらないで、すみやかに処分してください。
 それに、薬には有効期限というものがあります。開封後の薬の期限は薬によっても多少の違いはありますが、約6ヵ月位が目安だといわれています。しかし、これは正しい保管状態での話です。また、粉薬など調合された薬についてはこの限りではありません。普通、薬をお渡しする期間が有効期間といわれていますから、もったいないなどと思わずに、再び身体の具合が悪くなった時は新たに診察を受けて薬を処方してもらいましょう。